祁県映海戴氏心意拳協会

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■戴氏心意拳 大阪セミナー 2/16(土)〜17(日)


 日時 2月16日(土)〜17(日)
 場所 大阪市住吉区長居公園(雨天実施)
 講師 袁天輝

2/16(土)
 講習1 13:00〜14:10  実技講習(長居公園)
 講習2 14:20〜15:30  実技講習(長居公園)
 講習3 15:40〜16:50  実技講習(長居公園)
 講習4 18:30〜19:30 「理論と実技」講習会1
                (長居ユースホステル会議室2) 
   テーマ「明勁から暗勁へ〜重動、軽動、霊動の深奥2」
 講習5 19:40〜20:40 「理論と実技」講習会2
                (長居ユースホステル会議室2) 
   テーマ「明勁から暗勁へ〜重動、軽動、霊動の深奥2」

2/17(日)
 講習6  9:30〜10:40   実技講習
                 (長居ユースホステル会議室2)
 講習7 10:50〜12:00  実技講習
                 (長居ユースホステル会議室2)
参加費
 一般      1コマ 1800円(5コマ以上7500円)
 参加経験者   1コマ 1600円(5コマ以上6500円)

申し込み 問い合わせ
     daishixinyi@icloud.com
参加申しみは、上記に講習日と講習番号を伝えてください。
持参物   動きやすい服装、タオル、着替え、
ノート、筆記用具、書籍「戴氏心意六合拳 技撃精要」 等
その他 ビデオ撮影、見学はご遠慮下さい。
     飲料水、食事は各自で準備してください。
16日午後は室外での講習になります。防寒にはご留意ください。

  大阪では、年に4、5回程度講習会が開かれます。
  東京では、年に1、2回程度講習会が開かれます。 

■『戴氏心意六合拳技撃精要』好評発売中


王映海監修  王喜成  袁天輝 共著 森本濠翻訳
DVD(書籍内容に準拠)付

価格3360円(3200円+消費税160円)

 ※画像をクリックするとamazonのページに移動できます。

主な取扱書店 
・丸善書店鹿児島店
・紀伊国屋書店鹿児島店
・書泉グランデ
・ジュンク堂書店難波店
・MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店

 

 ■王映海師父 ご逝去

2月14日、王映海師父がご逝去されました。
以下、原田先生が見舞いにいったときの様子です。

【師父見舞記】

1月27日から30日まで山西省祁県に、師父のお見舞いに行ってきた。宿泊は、どこか近くにホテルを取るつもりでいたが、「原田は家族だから」と王喜成老師の御宅に泊めていただいた。王映海師父は、食事が喉を通らないために点滴をされ床に臥しておられた。2日の間、私が何回も看病に行くたびに、常に元気を出して、歓迎してくださった。横になっているそばにいくと、話のほとんどを武術の話をされ戴氏心意拳のこと、伝承などについて語られた。戴氏心意拳の拳理の話になると実際に私の手を取って「このようにするのだ」と何度も何度も確認された。
師父の腕は、軽く重く私が拝師した頃と何も変わりがない。師父は横になって座っている私の手をとっているのに、私の中心はとられバランスを崩してしまう。病気のためにだいぶ痩せられたが、心身はとてもしっかりとされており、私にとっては師父は師父のままであった。
伝承について、
「人心見人心
学戴家是人心感化的、不是買銭」
(戴家の拳を学ぶのことは、人と人の心が交わり、感化していくことであって、金で買えるものではない。)
王映海師父はこの言葉を何度も何度も繰り返され、拳を伝える時に何が大切なのかを諭された。
私たちは、拳ができるのだと、傲慢になってはいけないし、ただ教室に通い、技や理論を学んで、戴家の拳を学んだとは言うのではない。
理論、技術の修得をすると同時に、自分自身の人間性を磨くことと人と人との交わりを大切にする中で、初めて拳を学んでいるということがいえるのだということを改めて確認した。
私が「明日朝早く帰る」ことを伝えると、体を起こし「心意拳をやってみろ」と言われる。私は見舞いにきて、まさか、師父に心意拳を見せるとは思ってもいなかったので驚きだったが、日本での伝承について、真剣に思ってくださっていることを感じ、
丹田功、歩法、棍などを軽動、重動で打った。師父は「それでいい、それでいい。日本に真の戴氏心意拳を伝えるために尽くして欲しい。」と言われ、戴氏心意拳の深さをどのように伝えていていけば良いのかという責任を改めて感じた。
束、抖、(手へん)数、阻、鑽の力学原理について話をされながら、私にもっともっと功を高めて欲しいことを伝えたかったのだろう、座ったままで「このようにするのだ」と全身全霊で発勁を示範してくださる姿は、私の心を打ち、涙を抑えることができなかった。
王映海師父は、長い年月多くの苦労、苦練をされながら、人には優しい眼差しと詳細に渡った細心の指導をしながら、私のみならず、多くの人たちの武術と人生を変え、成長させてきた。
私たちは、師父の意を受け継ぎ、戴氏心意拳を磨き、人生を磨き、互いを磨き高めていかなければならない。
もう一度私たちは、師父が何度も繰り返された、「人心見人心、戴家是人心感化的」という言葉をかみしめながら、もったいぶりの保守でもなく、安っぽい公開でもない、戴家の拳が真に伝えようとしたものが何であったのかを、謙虚にそして真摯に私たちの人生と出会いの中で追求していかなければならない。
 

 

 

 

 

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